2軒目は近所のバー」連動

事件のそばにバーがある

2010-04-18 21:58:42

椋鳩十児童文学賞「仙台に根ざした作品も」

[記事]

 (鹿児島市、同市教委主催)に選ばれたコピーライターの佐々木ひとみさん(46)は、仙台市青葉区在住。受賞作「ぼくとあいつのラストラン」(ポプラ社)は、大切な人の死を通して成長する子を描いた物語で、郷里の茨城県での実体験をベースにしたという。佐々木さんは「土地に根ざしたわたし流『土着ファンタジー』が認められた。今後の創作へと背中を押していただいた」と話している。
 10年ほど前から児童文学の創作を続けてきた。受賞作は「なかなか評価されず、これを最後にしようと思って書いた」という思い入れの強い作品。主人公が住む「高原」という山あいの集落は、子どもの頃に過ごした茨城県日立市十王町高原がモデル。表紙や挿絵も、佐々木さんが日立市で撮影した景色をもとに描かれているという。
 主人公は小学生の武(たけし)。実の祖父のように育ててくれた近所のおじいちゃんが亡くなってしまう。「私の子どものころの体験そのままの設定です」と佐々木さん。このおじいちゃんと疎遠になっていたことを後悔する武に、ある出来事が起きるという筋書き。
 選考では、児童文学にしては珍しく、人の死を正面から描いたことが高く評価された。「病院で亡くなり、葬祭場で送る。大人も子どもも、悲しみと向き合う隙(すき)すらなくなっているのではないか、と感じており、昔の風景を書き留めておきたかった」と佐々木さんは説明する。
 佐々木さんはコピーライターとしても活動。2008年には、住んでいる仙台の伝統や風習を知ってもらおうと「仙台おさんぽかるた」を発売した。「自分が住む町もまんざらではない、と思ってもらえる作品を作りたい。今後は仙台に根ざした作品も書きたい」と話している。

仙台市青葉区役所(宮城県仙台市青葉区)の近所のバー
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